色はそれだけで見た人に印象を与えることができる便利な道具です。重要な箇所は赤文字で書いたり、逆にネガティブな情報を青色で書いたりしますよね。
今回は、パワポスライド作成における配色の基本的な考え方と、効果的に見せるためのコツを紹介します。
配色の基本的な考え方
パワーポイントのスライドにおける色使いの基本的な考え方は以下の通り。基本的には以下の4つの色しか使いません。
- 背景色:だいたい白色
- 文字色:だいたい黒色
- メインカラー:好きな色
- アクセントカラー:メインカラーの反対色
背景色
基本的には白色でOK。ですが、最近はダークテーマの配色も取り入れられているので、黒背景で作ってみてもいいかもしれません。

ダークテーマの場合
文字色
こちらも基本的には黒色でOK。少し工夫を凝らすと、黒色は真っ黒ではなく、ちょっと灰色を入れると白背景に馴染んで見やすくなります。おすすめは色コード「#333333」です。
メインカラー
メインカラーはパワポスライド全体のイメージカラーとなるので一番重要です。

メインカラーがオレンジ

メインカラーがブルー

メインカラーがグリーン
アクセントカラー
アクセントカラーはメインカラーの反対色を使うと文字通り強調の意味の「アクセント」となります。ピンポイントで「ここはぜひ伝えたい!」という箇所で使いましょう。
ただ、強調するには「文字を大きくする」「色塗りの図形で囲う」などいろいろやりようはあるので、必ずメインカラーの反対色を使いましょうということではありません。
配色のコツ
基本的には好きな色を使えばいいのですが、より伝わりやすくなる色使いのコツを紹介します。
メッセージに合った色を
これは直感的にもわかりやすく必ず意識すべきことなのですが、伝えたいメッセージのイメージに合った色を使うということです。
わかりやすい例でいうと、以下のように「注意喚起」をしたいのであれば黒と黄色を組み合わせたほうがパッと見で伝わるようになります。
暖色や寒色は文字通りその意味を持っています。
彩度を落とす
彩度は色鮮やかさの度合いを示す言葉です。
極端な例ですが、彩度100%で作ってみました。ちょっとイカついですよね。笑
パワーポイント標準の色が彩度高めなので、そのままの色を使うとちょっと素人っぽさがでてしまいます。
彩度を低めに落として、かすんだ色を使うことで落ち着いたトーンにすることができます。
おすすめの配色
以上のことを踏まえたぼくのおすすめの配色例を紹介したいと思います。これが正解というわけではもちろんありませんが、ぜひ参考にしてみてください。
配色は、こちらのサイトが参考になるかと思います。>HUE / 360
青系
青系でスライドを作るパターンが圧倒的に多い。パワポスライドというとやはりフォーマルな形式で作ることが多いので(プレゼンや企画書など)、そういうときに知的で真面目な印象を与える青色は最適です。
深い青
- メインカラー:#3261AB
- アクセントカラー:#F7940B
淡い青
- メインカラー:#6BBED5
- アクセントカラー:#E38692
赤系
情熱的で力強い印象を与える赤色。
深い赤
- メインカラー:#C8243A
- アクセントカラー:#F7940B
淡い赤
- メインカラー:#DF81A2
- アクセントカラー:#6BBED5
緑系
自然を象徴とする色で落ち着いた印象を与える緑色。
深い緑
- メインカラー:#009688
- アクセントカラー:#FF8A65
淡い緑
- メインカラー:#8BC34A
- アクセントカラー:#6EB7DB
おまけ:当ブログの配色
当ブログは、柔らかいイメージにしたかったので淡いオレンジをメインカラーにしています。アクセントカラーも同系色にしています。
- メインカラー:#FB9D7E
- アクセントカラー:#E54519